

サンザシ(山査子)
ルビーサンザシ にルビー色のきれいな実が付きました。 植えてから約15年になりますが、こんなに実をつけたのは初めてです。 とはいっても、まだまだまばらな実。。。 来年はもっと手入れをして、花や実をもっともっと増やしたいと思います! ルビーサンザシは、5月ごろに一重咲きの白い花を咲かせ、 9~10月にルビー色に輝く赤い実を付ける観賞用品種です。 さて、サンザシとはどういった樹木なのでしょうか? サンザシは、中国原産で日本には江戸時代に薬用の樹木として入ってきた 落葉低木で樹高は2m程度です。 4~5月に白、赤、ピンクの花を咲かせ、9~10月に実を付けます。 比較的小さいうちから実をつけるため、盆栽としても人気があります。 枝には鋭いトゲがあるので、剪定などのお手入れの際は気を付けてください。 薬用として日本に入ったサンザシですが、その効能は健胃、消化、下痢です。 実は生では酸味が強いため、ジャムや果実酒、ジュースなどに加工されます。 【剪定時期】 比較的ゆっくり成長しますが、樹形を整える場合には 花が終わったらなるべく早い時期の6月中に 樹形を整え


囲い木の伐採工事
今回は、弊社のお仕事を紹介します。 工事内容は、囲い木の伐採及び材撤去 です。 施工場所は南相馬市小高区。 この工事は、家屋の新築に伴って、 囲い木の整備も行われるということで、 弊社がその伐採をお手伝いしています。 写真の切り株からもわかるように、 とても立派な雑木、けやき、杉が約80本ありました。 施工期間は約20日間で、 今週末にしゅん工を迎える予定です。 ここまで本数の多い伐採業務は、弊社としては珍しいですが、 家屋新築に係る工事のトップバッターとして、 幸先の良いスタートとなるよう、しゅん工まで尽力致します。 今回は伐採の規模が大きいため、 林業で使われる特殊な重機も使われています。


オトメツバキ(乙女椿)~時外れ~
今、弊社の畑でパラパラと花を咲かせているのが オトメツバキ さん。 開花時期:3月~5月 完全に狂っています。。。 直径7㎝くらいの小ぶりで千重咲き(せんえざき)の 淡い桃色の花がとてもかわいらしい。 あまりのかわいらしさに、取り上げることにしました。 オトメツバキは日本で江戸時代に品種改良により生まれました。 ツバキの花の最大の特徴である黄色の雄しべが見えません。 中央の花弁の中に雄しべが隠れています。 【剪定時期】 花が終わった後の6月ごろに行います。 夏に花芽を付けるので、その前に済ませるのが理想的です。 育てやすいですが、病害虫としてすす病、チャドクガ、カイガラムシがあります。 特にチャドクガに注意!!毒があり、触れただけでも皮膚がかぶれるので注意が必要です。 花がかわいらしく人気がある品種です。 気に入った方は、ぜひ育ててみてください! ~ここで豆知識~ 上記で“千重咲き(せんえざき)“と紹介しましたが、 八重咲きは聞いたことあるけど、、、と思った方もいらっしゃると思います。 オトメツバキのように、花びらが重なっている、かつ、 雄しべ


庭木の王様 モッコク(木斛)
モッコク の実がなっていました。 赤い実がかわいらしいです。 この実を食べに、メジロやツグミがやってきます。 鳥を誘う木のことを『誘鳥木(ゆうちょうぼく)』というそうです。 お家に野鳥を呼びたい方は、植えてみてはいかがでしょう? このモッコクは題名にもあるように、 モチノキ モクセイ とともに『三大庭木』と言われています。 また、アカマツ カヤ イトヒバ イヌマキ とともに『江戸五木』と言われ、 昔から親しまれた木です。 日本庭園には欠かせない木で、お寺にも良く植えられています。 モッコクは、ある程度成長すると樹形が整い、きれいな状態を保ちます。 そういった意味でも、昔から人気があったのかも知れません。 そうは言っても、剪定をするに越したことはありません。 モッコクは小枝が茂り、風通しが悪くなることで病気になりやすいためです。 剪定の時期は、花が散って新しい枝が固くなる6~7月、 木が休眠時期に入る11~12月の年2回が理想ですが、 1回で済ませたい場合は11~12月に行います。 モッコクは、耐火性・防火性に優れる樹木です。 また、樹齢を重ねるほ


なぜ紅葉するのか?
最近、10月だというのに汗ばむほど暑い日があったりと、 秋らしからぬ日が多い中、 木々の葉が徐々に色づき始めています。 弊社のドウダンツヅジの紅葉も進んでいます。 今回は、その 紅葉のメカニズム について、お伝えしようと思います。 そもそも葉はなぜ緑色なのか? 「葉緑体があるから」 樹木は、葉緑体に日光が当たることで光合成し、養分を作っています。 葉緑体には葉緑素(クロロフィル)という色素が含まれていて その色素のために葉が緑色に見えます。 秋になって昼の時間が短く、日差しが弱まるため、 光合成により得られる栄養分も少なくなる。 光合成から得られるエネルギーの方が葉を維持するためのエネルギーより 小さくなると採算が合わなくなります。 そうすると、樹木はまず葉の活動を低下させて 消費エネルギーを節約するため、葉の根もとに「離層」という 水や養分の行き来を減らすバリアのようなものをつくります。→落葉の準備 同時に光合成を行う葉緑体も必要がなくなり、分解されます。 葉の中の緑色の色素がなくなることで、 黄色(カロテノイド)になります。→イチョウなど 葉


” 実 ” のりの秋
実りの秋 というと、秋が ”穀物や果物の収穫が多くなる季節” であることを表す言葉ですが、 今回は、木の”実”の実りをお伝えしたいと思います。 少しずつ葉が紅く色づいてきて、秋の訪れを感じる今日この頃。 「庭木の中に小さなリンゴ?」と思ったら、 ヤブツバキの赤い実がたくさん! この実は下の写真のようにはじけて、 シャンプーなどでお馴染みの椿油が取れる立派な種が出てきます。 はじけた後も絵になりますね。 寒椿・ヤブツバキは、冬季に大きくて美しい花を咲かせ、 常緑樹で一年中みどりが楽しめるため、庭木として非常に人気があります。 ~ここで豆知識~ ツバキの花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」などがあります。 また、花色ごとの花言葉があり、例えば赤い花は「控えめな素晴ら「謙虚な美徳」です。 これら花言葉の”控えめ”の由来は、ツバキの花に香りがないことによるそうです。 次は、マルバシャリンバイの実です。 シャリンバイの特徴は、大気汚染や暑さに強いうえ、 潮風にも強い性質を持つところです。 そのため、道路の緑地帯や公園、沿岸部の街路樹などに良く植えられます。