ヒイラギの花が咲いています
- 閑香 山田
- 11月26日
- 読了時間: 3分
_ 2025.11.26 _
こんにちは、東北造園です。
ヒ イ ラ ギ の花が咲きました。

小さな白い花をたくさん咲かせます。
しかし、常緑樹なので葉の緑の中にちょこちょこと白い花が見える感じで、
控えめな花です。

キンモクセイに似た甘い香りが漂っています。
今年は湿度が高いせいか、香りが遠くまで感じられます。
この時期は、どうしてもサザンカの大きな花が目立ちがちですが、
ヒイラギの花にも目を向けてみてください。
トゲトゲの葉の中に小さな花がたくさん咲いていますよ。
ヒイラギとは?
原産地は日本、台湾。
モクセイ科モクセイ属の常緑高木です。
ヒイラギの特徴と言えば、葉のギザギザ。

このトゲを鬼が嫌うということで、家の鬼門に植えると良いと言われています。
刈込みに耐えられる木で、生垣にも使われます。
ちなみに、老木になると人間と同じように丸くなります(葉が)。
開 花 時 期
11~12月

白い小花を咲かせます。
花の形はキンモクセイによく似ていて、小花がいくつも集まっています。
4枚の花びらは外側に反り返り、雌しべは1本、雄しべは2本外に飛び出ています。
実
5~7月

1~1.2㎝程度の黒紫色の実を付けます。
ふっくらして食べ応えのありそうな実はヒヨドリなどの鳥が好んで食べます。
剪 定 時 期
3~4月上旬(芽吹き、花芽が付く前)
自然に樹形が整う木ですが、枝が混みあうと風通しが悪くなり、
カイガラムシなどの病害虫の原因となるため、適度な剪定が必要です。
剪定は、樹形を乱す枝や伸びすぎた枝、混みあった枝を付根から切り落とします。
春先の剪定を行った後の生長によって、夏以降に枝が混みあってきた場合などは
10月頃に剪定を行っても構いません。
!!注意!!
剪定を行う場合は、葉のトゲ対策を行ってください。

ヒイラギのトゲは、非常にしっかりしていて触れただけでとっても痛いです。
分厚い手袋をするなどして、気を付けて行ってください。
鬼門にヒイラギを植えて、幸せを呼び込みましょう!
チクチク痛いイメージもあり、最近は新しく植える方が少なくなっておりますが、
何か新しい風を呼び込みたい、
最近悪いことが続いてるな、、、
なんて方にオススメな木かもしれません。
実は、葉だけでなく、この時期の優しい花の香り、夏に実る果実も素敵で観賞価値の高い樹木です。
ここで豆知識
節分の『柊鰯(ひいらぎいわし)』の作り方

■材料
ヒイラギの枝
イワシ(頭だけ使用)
■作り方
①イワシを煙を出しながら焼く
※鬼は煙と焼いた匂いを嫌うため、煙を出しながら焼く
②イワシの頭を切る
③ヒイラギの枝の先をイワシの頭がさせるように葉を落として整える
④ヒイラギの枝にイワシの頭を刺す
⑤玄関先や門口に飾る
鬼が嫌いなトゲとイワシの匂いで、魔除け完了です!



























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