キンモクセイ(金木犀)の香り
- 閑香 山田
- 3 日前
- 読了時間: 2分
_ 2025.10.15 _
こんにちは、東北造園です。
キ ン モ ク セ イ の香りが漂う季節になりました。

小さい花なので、”オレンジの花”や”いい香りの花”という印象が強いと思います。
が、よく見ると花びらが肉厚でぷくっとしてかわいらしい花なのです。
香りにつられて寄ってくる虫をねらって、クモが周りに巣を作っています。
周りにキラキラと見えるのはクモの糸です。(クモの巣が嫌いな方、すみません)
秋を代表する花。漂う香りに、今年もこの季節がやってきたんだなと。
キンモクセイとは?
中国原産のモクセイ科モクセイ属の常緑高木。
庭木、公園や街路樹としても利用され、甘い香りのする花は秋の訪れを知らせれてくれます。
キンモクセイの花は、夜の方が強く香るそうです。
中国では、花を食としても楽しまれていて、花の砂糖漬けやシロップ、リキュールなどにしています。
花を乾燥させた桂花茶(ケイカチャ)、花を白ワインに3年漬けこんだ桂花陳酒(ケイカチンシュ)があります。
開 花 時 期
9月下旬~10月中旬

その年に伸びた葉の付け根に直径4~5ミリの小花を密生させます。
花の形状は、がく4列、花冠は4列、雄しべ2本、雌しべ1本。雌雄異株です。
剪 定 時 期
10月下旬~11月(花が散った後)
2~4月
時期を守ることで、たくさんの花が咲きます。
秋の剪定は、枝を大胆に切り詰めないようにします。寒い冬が苦手なキンモクセイが弱ってしまい、冬を越せなくなってしまう可能性があるためです。
剪定は、不要な枝を取り除き、残す枝を整えることが基本です。少しずつ切るとよいでしょう。
優高見公園のキンモクセイも元気に咲いています

ここで豆知識
『三香木』
キンモクセイは「三香木」のひとつで、春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子(クチナシ)、秋の金木犀(キンモクセイ)が三香木になっています。
次回は、この子の登場です!!!

お楽しみに~
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