コブシの実
_ 2023.11.09 _
こんにちは、東北造園です。
この写真はコブシの実です。
9月末に東ヶ丘公園で撮影しました。
中の種子が出てきているものもありました。
変わった形をしていますが、葉の緑の中に真っ赤な実。
離れてみると、結構な数の実がついていました。
以前、ハクモクレンの記事 に脇役として登場したコブシ。
今回はメインで行きたいと思います。
コブシとは?
日本・韓国原産のモクレン科モクレン属の落葉高木。
耐寒性、耐暑性が強く育てやすい木で、日本各地の野山で自生しています。
また、公園や街路樹にも使われます。
樹高が高く、春にたくさんの白い花を咲かせ存在感があるので、シンボルツリーとしても人気があります。
開 花 時 期
4月上旬
白やピンクのきれいな花をさかせます。ハクモクレンによく似ています。
簡単な見分け方は、花びらの数でコブシは6枚、ハクモクレンは9枚です。
また、コブシは花の裏側に1枚だけ葉があるのも特徴の1つです。
剪 定 時 期
4、5月(花が散った後すぐ)
自然樹形が美しい木ですので、スペース的に問題なければ剪定の必要はありません。大きく育てたくない場合は適切な時期に枝をカットしておくことが大切になります。
夏に来年の花芽が付き始めるため、その前に剪定を済ませます。
剪定のポイント!
①伸びすぎた枝や込み合った枝は、基部から2~3芽を残して外側に向かっている芽の上で切り取ります(外側に枝が伸びるように)。
②枯れ枝や枝の途中から出て真上に勢いよく伸びる徒長枝は、根元から切り取ります。
※強剪定すると、剪定後にたくさんの枝が出てしまい樹形が乱れるので注意してください。強剪定しなくて済むように、定期的に毎年剪定を行うと美しさを保つことができます。
モクレン科の植物の果実は独特な形をしていておもしろいです。色も鮮やかでどこか南国風。
花や蕾からは想像できない、色形をしています。
Kommentare