コボウズオトギリの実が
_ 2022.09.15 _
ご無沙汰しております、東北造園です。
日中はまだ気温の高い日が多いですが、朝晩は涼しくてすっかり秋ですね。
コボウズオトギリの実も黒く熟しました。
そろそろ実が割れて種が出てくるでしょうか。

このコボウズオトギリは、ご近所さんに枝を分けていただき、
春に挿し木をしたものです。

挿し木したばかりで葉がしおれている
根が出るまでは葉がしおれてしまい、うまく育つか心配でしたが、水を多めに与えることで
元気に花を咲かせてくれるまでに成長しました。

雨のあとの花
今回は、コボウズオトギリのいろいろな姿を見ていきたいと思います。
コボウズオトギリとは?
オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑低木です。
原産はヨーロッパ、西アジア、北アフリカ。
別名、ヒペリカム・アンドロサアエマムといいます。
樹高は60~90㎝で、狭いスペースでも育てやすい植物です。
開 花 時 期
4~6月

2~3㎝の黄色い花を咲かせます。
光沢のある花びらと、多数の華奢な雄しべがどこか高級な印象を与えます。
この花が咲くと可愛らしさに気持ちが華やぎます。
よーく見ると、雌しべの根元が卵型をしています。
花が終わるとこの部分が赤く膨らみ、可愛い実になるのです。
実
7~10月

実は赤から紫色、そして黒色へと熟すにつれ色が変わります。
写真はまだ真っ赤には熟していませんが、
真っ赤に色づいた実は、とても美しいため花材として利用されることもあります。
剪 定 時 期
2、3月(晩冬~早春)、9月(花が終わった後)
晩冬から早春に軽く切り戻しを行い、樹形を整えます。
また、横に枝を伸ばすため、大きく広げたくない場合は花が終わった後の9月に剪定を行います。
コボウズオトギリは、生命力が強く、お手入れも簡単です。

お庭に華やかさをプラスしたい方にオススメです!
え だ み ち
『秋分の日』
秋分の日が近づいてきました。
今年2022年は9月23日ですが、日付は毎年同じとは限りません。
なぜなら、天文学に基づいて決められるからです。(うるう年と同じ原理)
天文学に基づき祝日を決定することは、実は世界的に珍しいのだそうです。
ちょっと他の祝日とは違う秋分の日ですが、そもそも秋分の日って何なんでしょうか?
秋分の日とは、秋分を含む1日のことです。
秋分とは、太陽が「秋分点」の上を通過する瞬間であり、「黄道」と「天の赤道」が交わった点のことです。(秋分点と逆側の交点は春分点です)
ここで、「黄道」とは太陽の通り道、「天の赤道」とは地球の赤道を延長したものです。
だから、「昼と夜の長さがほぼ同じになる」んですね。
秋分の日は、このような太陽と地球の動きをもとに、国立天文台が作成する「暦象年表」に基づいて閣議で決定されます。
法律で定められた意味は、1948年に公布・施行された国民の祝日に関する法律によって
「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」日
と定められています。お彼岸の中日ですからわかりやすいですね。
ですが、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。
お彼岸や昼夜の長さの点では同じですが、意味には大きな違いがあります。
最近ではシルバーウィークの最終日としても注目されるようになった秋分の日。
この祝日が持つ意味を想って、9月23日を迎えるのもいいかもしれませんね。
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