アベリアの花が咲いています
_ 2022.09.27 _
こんにちは、東北造園です。
アベリアの花が咲いています。

アベリアは5月中旬~10月まで花を咲かせます。
花が落ちた後も赤い萼が残り、白い花と赤い萼が丸くまとまってかわいらしい印象です。
アベリアとは?
スイカズラ科アベリア属の低木です。
園芸品種で、花色は白色の他にピンク色があります。また、葉の色も豊富で、光沢のあるグリーンや、白斑や黄斑が入るもの、赤く紅葉するものなどいろいろな種類があります。
開 花 時 期
5月中旬~10月
アベリアは開花期が長く、長期間楽しむことができる花木です。
花は鐘形です。これは以前取り上げた”ウグイスカズラ”によく似ています。
どちらもスイカズラ科の植物で、大きく違うのは花の付き方です。
アベリアは枝の先端に丸くまとまって多数の花を咲かせますが、ウグイスカズラは枝にパラパラと花を付けます。

アベリアは枝先にまとまって咲く
剪 定 時 期
2~3月(最適期)
切り戻し、刈込み、枝透かしを行います。
アベリアは環境が良ければ枝をぐんぐん伸ばし、次々と花芽を造る生育旺盛な植物です。生長が早く、強い刈込みにも耐えられます。剪定の最適期は2~3月ですが、基本的にはいつでも剪定できます。
不要な枝と樹幹から出た徒長枝を間引いて、木全体のバランスを見ながら風通しと日当たりを良くします。
強剪定に耐えられますが、開花期に行うとその年の花数がする無くなるので、時期には注意が必要です。
刈込んで形を整えることもできるため、形で遊ぶこともできます。
開花期が長く、いつでも剪定でき、気軽に育てることができるアベリア。

丸く刈り込んで、コロンと仕立てるのも可愛いですね。
和風、洋風どちらにも合う花なので、お庭の新たな仲間にいかがでしょうか?
ここで豆知識
別名の”ツクバネウツギ”は漢字では「衝羽根空木」と書きます。
これはウツギに似た姿で、プロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り、羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。
花が終わっても赤い萼が花のように残り、その様子もとても綺麗です。
花よりも命が長い萼。名前の由来になるほどの存在感です。
そう考えると、花の名前の由来を調べるのも面白いものですね。
〈余談〉

アベリアの写真を撮っていると、何か動くものが!
アマガエルが葉の上に乗っていました。
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