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ボタン(牡丹)の花が咲きました

_ 2022.05.23 _

こんにちは、東北造園です。


光沢のある薄手で繊細な花びらが幾重にも重なり、

品のある美しい牡丹の花が咲きました。


この美しさから百花の王とも呼ばれています。


似たものとして、よくシャクヤク(芍薬)があげられますが、ボタンは花木で、芍薬は草花です。開花の時期もボタンの方が少し早いです。


ボタンとは?

中国北西部の原産でボタン科ボタン属の落葉低木。


ボタンの花の形は一重咲き、八重咲き、千重咲き、万重咲きなどの種類があり、それぞれに違う美しさを持っています。花色も豊富で白、桃、紅、朱赤、黄、絞りや複色などがあります。


奈良時代に薬用木として渡来し、その後改良が進んだ結果、中国の品種とは異なる独自の品種群が作り出されました。欧米で改良された品種群にフランス牡丹、アメリカ牡丹があります。



開 花 時 期

 春牡丹:4~6月

 寒牡丹:10~1月


ボタンは春牡丹と寒牡丹の2種類があり、一般的には春咲きの春牡丹ですが、寒牡丹は春牡丹より小ぶりで、春と初冬の年2回咲きます。

その他に、冬牡丹と呼ばれるものがあり、春牡丹を温度管理によって人工的に1~2月に咲かせたものです。


剪 定 時 期

 9~10月(葉が黄色くなるころ)


葉刈り、切り戻し、枝透かしを行います。


葉刈り:葉を刈り取ります。葉の枚数を減らすことで、芽に栄養分を送り生長を促します。「葉柄」という葉の根元の部分を残すように葉を切ります。先に葉刈りをしておくと、切り戻しや枝透かしがしやすくなります。


切り戻し:葉刈りの後、残った枝は2~3芽を残してそこから1㎝先の部分で切り詰めます。


枝透かし:不要な枝を付け根部分から切り取ります。枝透かしで切る枝は、牡丹の枝の状態を見ながら、風通しや日当たりの邪魔になっているものや枯れているものです。他にも、樹形を乱す枝も切っておきます。

 

牡丹は手入れが難しい植物ではありませんが、剪定などのお手入れをすることで、より美しい花が咲きます。

いつも、切り戻しだけ行っていたという場合は、葉刈りを行ってみると花芽へより養分が送られ、花が増えたり、大きくなったりするかもしれません。

是非、やってみてください。

手入れをして、植物が答えてくれる。これぞ、園芸の醍醐味ですね。

 

 ここで豆知識                     


『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』

有名な”美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉”です


どうしてそのように形容されているのでしょうか?


芍薬-スラリと伸びた茎の先に華麗な花を咲かせることから、美しい女性が立っている姿

牡丹-枝分かれした横向きの枝に花をつけることから、美しい女性が座っている姿

百合-風を受けて揺れるさまから、美しい女性が歩く姿


ということのようです。

先日、子供向けテレビアニメの「はなかっぱ」で、この言葉が出てきていました。

意外なところで聞こえてきたので少し驚きました。


シャクヤク(芍薬)

〈6月2日に咲きました〉


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